我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は未だ鉄道熱が醒めることのない4歳くんの話。
登場人物紹介
兄:4歳7ヶ月 |
弟くん:2歳4ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳兄、未だに電車愛が止まらない
一説によると4歳前後が一つの卒業の時期だという噂の子どもの電車好き。4歳前後でヒーローものに興味が移ってしまう子どもが多いらしいです。
我が家の場合、テレビで戦隊ものを見る機会がないからか、そこに興味が移ることなく結局電車に留まり続けています。
(終わっちゃったけど)シンカリオンも結構好きですが、見た感じ電車好きから派生する好意みたい。
3歳までは子鉄って言ってもまぁ何とかついていけてましたが、4歳を過ぎると一気にマニアックになってどんどん引き離されてしまっています。
今回はそんな4歳子鉄の実態をお伝えします。
4歳で子鉄だとこうなります9選
先頭車両にしか乗らせてくれない
これ地味に面倒くさいやつ。
息子は、先頭車両の端っこに行って、運転席からの風景を見るのが好きです。確かに見ていて面白いものではある。そこは認めよう。
でもそのためにわざわざ先頭車両まで歩かされ、そして電車に乗っている間ずーっと抱っこしてないといけません。席空いてるのに!前のめりで見ようとするから、抱っこの姿勢もかなり無理のある姿勢を強いられます。つまりはすぐ腕プルプル!!
先客がいようものなら、その間を縫ってさらに無理な体勢で見ようとします。ホントすいませんねぇ。
先頭車両と思っていたら最後尾の車両で、端から端まで抱っこで歩かされたこともあったなぁ。暴君ですよ、ホント。よく乗る駅ならまだしも、あんまり馴染みのない駅で電車の進行方向なんて分かんないっすよ。
リビングがプラレールですげえうるさい
我が家の主力のオモチャはここ2年くらいずーっとプラレール。
まぁ空間把握力とか手先の器用さとかにも役立ちそうだし、創造力もつきそうだからそれ自体はいいんですけど、とにかくうるさいんですよ、あいつら。
車両が走るガタンガタンって音も大音量だし、そこに駅のアナウンスが流れる別売りの駅なんか付けて、実際の走行音が鳴るギミックのついた車両なんか走らされたら、ここは工事現場かって思うくらいの大騒音。テレビなんか見れたもんじゃありません。
あとプラレールでちょっと脱線するだけでギャーギャー子どもたちが騒ぐので、それも相当のストレスです。
アナウンスや走る音のモノマネをしだす
3歳子鉄と4歳子鉄の大きな違いはここかもしれない。
3歳までは本を見て覚えることがほとんどだった知識が、4歳前後で実体験に基づく知識が加わってきました。特に耳から得た情報のインプット量が増えた。
子どもってホント細かーいところまで聞いていて、しかもすぐ覚えるんですよ。あの能力欲しいわー。
車内アナウンスを真似るとかならまだ理解可能なんですが、ホームで流れる音楽まで路線ごとに覚えているんです。
息子が歌ってるメロデイ、どっかで聞いたことあるなぁって思ったら大阪の路線の音楽だったり。えっ、数回くらいしか行ったことないよね。
そんなことにホトホト興味のない私はもう一切ついていくことができません。
将来の夢のローテーションがぜんぶ電車関係
わたし自身、息子に敢えて聞くことはほとんどないのですが、自分から勝手に将来の夢を語ってくれます。きっと色んなところで言わされてるんだろうな。
このくらいの子どもって将来の夢が日替わり定食みたいに変わるもんですが、うちの子鉄はこの定食が電車縛りにあっています。
4歳になって息子の口から出た将来の夢の遷移は、TGV(フランスの新幹線)に乗りに行く→四季島(豪華観光列車)に乗る→新幹線の運転士になる→整備士になる→リニアモーターカーの運転士になる、です。
将来の夢としてだいぶ間違った夢を持つ時期もありましたが、最近は何とか職業で収めていてくれてます。だいたいはテレビとか動画の影響かな。
そういえば、ちょっと前のブラタモリでタモリがリニアモーターカーに乗る回があって、それを観てから息子がタモリをテレビで見るたびに羨望の眼差しで眺めるようになってしまいました。タモリって名前も覚えたし。
絵は電車しか描かない
描けないのか描かないのか、どっちなのかは定かじゃありませんが、電車の絵しか描きません。
自由に描かせたら100パーセントの確率で電車のイラストを描きます。結構細部にまでこだわっていて、先頭が丸いやつはちゃんと丸く描くし、窓の形なんかも確実に意識して描いてます。
なので電車のイラストに関しては4歳児の描くものとしてかなりレベルが高いと思うんですが、果たして絵が上手いのか、電車だけ描くのが上手いのかが分かりません。
電車の中でおとなしい
これは子鉄で良かったことですかね。先頭車両でじーーっと運転席からの景色を無言で睨んでいます。
地上を走る電車なら景色も変わるんで、観ていて飽きないのは分かりますが、地下鉄でもじーーっと見てますからね。ずーっと同じトンネルの中を進んでいるだけなのに、なんでそんなに熱中できるんだろう。
普段の電車に限らず、旅行等での長時間での乗車でももうほぼ大丈夫です。一人でキョロキョロしています。
ま、家に帰ってからその観察眼で捕捉した細かーい電車ネタをかましてくるのが玉に瑕ですかね。その電車ネタを分からなかったら怒るし。
教育が全部電車ベース
ひらがなもカタカナも数字もぜーんぶ、電車を使って覚えています。
別に電車を使わなくても覚えれたんでしょうけど、子鉄に最も効率的に物事を教えるために、電車を使うのはもはや当然です。
子鉄って多分3歳〜4歳人口でそれなりの割合を誇っているので、市販の教材もなかなか豊富にあります。
最近はパパがフリーの素材を使って頑張って自作もしています。
旅行に行ったら、とりあえずローカル線の電車を見に行く
ゴールデンウィークに越後湯沢に旅行に行ったんですが、あいにくの大雨でした。
子連れで途方に暮れてしまったんですが、そんなときでも子鉄なら大丈夫。在来線のホームに行けばそこがもう観光名所なんです。
どんな景勝地よりもローカル線の車両を見るほうがテンション上げてくれるんですから、ある意味親泣かせな属性です。
兄弟が影響を受ける
ウチの弟くん、もともとはクルマ派の子どもでした。それが兄からの英才教育を受け、今や兄と張り合うくらいの電車好きに生まれ変わったのです。
家にあれだけプラレールとか電車のオモチャがあればよほど強い意志で拒否しない限りなびいてしまうのは致し方ないところです。
親としては兄弟が同じオモチャで遊べるんで安く済むんですが、その一方で同じオモチャで遊ぼうとするから奪い合いのケンカも多発するので、痛し痒しです。
保育園の連絡帳には「今日はあずさを見て指差して喜んでました」とか「今日は丸ノ内線を見て喜んでました」とかばっかり書かれています。
おわりに
4歳になっても変わらず電車が好きなボーイの特徴を挙げてみました。
子鉄で困ることはほとんどないので静観していますが、このままずっと電車好きが続いたらどうしよう…と思わなくもないです。