なぜなぜ期の子どもへの会心の回答４選

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我が家は４歳のお兄ちゃんと１歳の弟くんの兄弟との４人暮らし。今回はついにやってきたお兄ちゃんのなぜなぜ期について。

登場人物紹介

兄：４歳２ヶ月 イヤイヤが去ったなぁと思ったらナゼナゼがやってきた。

弟くん：１歳１０ヶ月 この人は最近イヤイヤが増えてきた。ナゼナゼはさすがにまだ。

（＊イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください＊）

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４歳児、何も言っても「なんでー？」が返ってくる

（＊ナゼナゼ言う鬼＊）

いつか来ると思ってました。案外遅かったなぁというのがありますが、ついにやってきましたよ、ナゼナゼ期。

もう何を言ってもナゼナゼ聞いてきます。挙げ句の果てには

息）（自分で10両くらい連結させたプラレールを指差して）これ長いね〜

パ）そうだね〜

息）なんで〜？

パ）（いや、知らんがな…）

とかね。意味不明すぎてついていけない。もうこの心の中の「イヤ、シランガナ」が喉を登って口から今にも出そうになるのを必死に我慢しているレベルです。

あまりにもナゼナゼ聞いてくるのには正直辟易することも多いですが、心の余裕があるうちは可能な限り付き合ってあげるようにしています。好奇心の芽を摘むようなことはしたくないしね。

でも困るのは何を言っても納得してくれないこと。なんで？と聞かれて理由を言っても、その理由になんで？と言われ、そのエンドレスリピートになります。

どうやら幼児が聞くなんで？は原因を知りたいんじゃなくて目的を知りたいことが多いらしいので、そんなのも意識しながら回答しています。

幼児が「なんで」と聞く時は、原因ではなくて目的が知りたいとき。「なんでお日様がでてるの？」には、「あなたや草や木をあたためられるようにだよ」とか、そういう答えに満足する。仕組みや原因を知りたくなるのは、もう少し年齢があがってかららしい。この間読んだシュタイナーの本に書いてあった。

— えり (@erizof) 2013年10月27日

正直まだまだ息子の疑問に対して満足いくような回答をできることは少ないのですが、中にはドンピシャでハマった回答もあります。そんなときは心の中でガッツポーズをしています。

本日はそんなナゼナゼ期のウチの息子に対し、会心のひと振りができたと自画自賛できる回答を自慢したいと思います。なお、「正しい」答えではありません、「子どもが納得した」答えです。

ナゼナゼ期の子どもへの会心の回答４選

Q.なんで今日のお月さまは半分なのーー？

A.サンタさんが半分食べちゃったんだよ

ちょうどクリスマスがもうすぐの時期に聞かれたこの質問。見事な半月の夜だったんです。

この質問に「月は日によって見え方が違うんだよ」なんて答えるのは０点です。なんでなんでと永遠に聞かれるハメになります。

この回答をした後の息子の返答は「サンタさんお腹すいてたんだね〜」だったんで、「ほらサンタさんあんな体型だから大食いなんだよ」って言っておきました（会心の返し２本目）。

Q.なんで今日は金曜日なのー？

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A.君とパパがたくさんお仕事したからだよ

別に上手い回答ではないんですけどね。１週間頑張った自分へのご褒美みたいな言い方で言ってやりましたよ。

息子は「いっぱいお仕事したら明日休みなのー？」とナイスな質問をしてきたので、満面の笑みで「今日いちにち頑張ろうぜっ！」と言っておきました。

Q.なんでこのオモチャ黒いのー？

A.質の悪い石炭を使っているからだよ

なぜなぜ期の質問で一番多い系の質問です。ただただ「シリマセンガナ」の一言に尽きるんですが、それを言っちゃあお終いです。

ちなみに聞かれたのは、ブリオの木製レールの上を走らせる木材の機関車の色についてです。他は赤とか緑なんですが、この機関車だけ黒だったんです。機関車だから黒なんだと思うんですけどね。

IKEA(イケア) LILLABO 90168146 列車基本セット 20ピース, マルチカラー

（＊これの先頭車両＊）

そしてこの回答。機関車トーマスの話で「ヘンリーとヒロが質の悪い石炭を使ったがために、黒い煙が機関車の煙突から出て、それが原因で故障もしてしまいエライ目にあった」というのがあり、それを意識した回答です。

息子もすぐにピーンッと来たようで、妙に納得してくれました。

この４年間息子と一緒にアニメを見続けた成果を出すことができました。こう、子どもが知っている範囲内で上手く説明できたら子どもの納得率も高くなります。つまりは今までの子どもとの関係が試されているわけで、抜き打ちテストみたいな感覚です。難易度の高い抜き打ちテストとか誰得なんだホント。

Q.なんで、お風呂のお水はあったかいのー？

A.温かいお湯の出ないお風呂は、お風呂とは言わないのさ

ちょっと格好いいこと言ってる風で、実のところ何も中身のない回答です。でも案外これが納得してくれたんですよ。

「温かいお湯が出るから”お風呂”って言うんだよ〜。冷たいお水しか出ないところはお風呂とは言わないんだよ〜っ」と駄目を押したら、すごーく晴れ晴れとした顔をなさってました。うん、この回答で晴れ晴れされたら、逆にこっちの顔が曇りそうだわ。

さいごに

一応念のために言っておきますが、毎回こんな風にふざけて回答しているわけではありません。４歳児でも納得できそうだなと思ったらしっかり真面目にも回答しています。８〜９割がた真面目に回答してるんじゃないかな。

いや、そんな質問されても…みたいなことを聞かれたときにファンシー色を前面に出しています。現実ばかり教えても面白くないですからね、ちょいちょい夢のある話で楽しく盛り上げています。

なぜなぜ期の子どもの相手は間違いなく骨が折れるんですが、イヤイヤ期のようなにっちもさっちもいかない感じではないので、まだ楽しいかもしれない。もうしばらくは楽しめそうです。