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下の子のイヤイヤ期が2倍辛い理由

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我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は2歳半の下の子のイヤイヤ期が辛い話。

登場人物紹介

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兄:4歳10ヶ月
2年前はこの人が悪魔に見えたのに、今や天使だから時の流れは恐ろしい。

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弟くん:2歳7ヶ月
育てやすさには定評しかなかった男。そのギャップに今や瀕死状態。

(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)

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下の子のイヤイヤ期が辛い

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(*イヤイヤ珍走団*)

我が家の弟くん(2歳と7ヶ月)、ただ今絶賛イヤイヤ期の真っ最中。

朝起きてから、寝る寸前までずーっとイヤイヤ言ってます。酷いときには朝起きて数秒でイヤイヤ騒ぎ、寝たくないと寝る数分前までイヤイヤ騒いでる。寝かしつけはママがやってますが、寝たかどうかを確認しなくても寝室が静かになったかどうかで分かるというね。

兄のときにも当然あったイヤイヤ期。兄はザ・ヤンチャくれ男児なので、イヤイヤもかなり気合の入ったスクリームをされていた。

更に言えば兄がイヤイヤ期だった当時は弟くんはまだ生まれたばかりの赤ちゃん。泣くのが仕事の弟くんのお世話もしなきゃいけないし、兄のイヤイヤの応対もしないといけないし、猫の手が何本あっても足りないくらいの人手不足で、このときほど千手観音様に神々しい感情を抱いたことはない時期でした。

そんな超キッツいイヤイヤ期を乗り越えて格段にレベルアップを果たしたはずの私ですが、そんな私がいま声を大にして言いたいことがある。

下の子のイヤイヤ期が辛いぞーっ!

思わずもう一回言わずにはいられない。

下の子のイヤイヤ期が辛いぞーっっ!

下の子のイヤイヤ期が2倍辛い:すぐ喧嘩

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(*増えるイヤイヤ珍走団員*)

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上の子のときにはなかった2人目特有の悩ましさがこれ。

いくら大人が上手にイヤイヤの地雷を避けて立ち振る舞っていても、それを横目に手当たり次第地雷を踏みまくるオトコが約1名いるのです。

弟の目の前でちょっと自慢げにオモチャで遊び、それをじーっと見つめる弟。そして一瞬の隙をついて始まる取り合い奪い合い。まさに自ら地雷を埋め、そして自ら地雷を踏みつける行為!

奴らは息を吐くように喧嘩をし、吐いた息を吸うまでにもう一回喧嘩します。数ヶ月前までは息を吐くように喧嘩した後、息を吸うように仲直りしていたんですが、その間隔が二分の一になっちゃったよ。

喧嘩も日増しにどんどん激しくなり、顔を引っ掻く、叩く、噛む、何でもありな壮絶な喧嘩をしています。ほら、昔の漫画でよくドタバタして土ぼこりがモクモクして星が飛んで、みたいな喧嘩の描写があったと思うんですが、まさにそんな喧嘩をしょっちゅうやってます。

2人とも顔じゅう引っ掻き傷で生傷が絶えず、最初のうちは保育園の保育士さんも「どうしたんですか…?」て聞いてきたのが、今はもう「あーまた喧嘩したんだね」って言われてます。

喧嘩のきっかけはだいたいがしょうもないオモチャの奪い合い。遊んでいるオモチャを奪うのはお互いルール違反だと認識しているのか、案外やらないんですが、いま2人がどっちも遊んでいなかったオモチャの所有権をめぐる衝突が多いです。

「このオモチャかーしーて」「使ってるからダメ!」(←確かに数分〜数十分前には遊んでたけど、その瞬間はもう使ってない)というやりとりです。

これ仲裁に入るのもかなり難儀しまして、どっちも一応嘘は言ってないんですよ。一方はいま遊ばれてないオモチャだから当然貸してもらえると思ってるし、一方はたまたま遊んでなかっただけでまだ自分が所有していると思ってるんです。

こうなると頑固。お互い絶対に譲らない。結局は腕力に勝る兄が勝つんですが、そうなるとイヤイヤボーイは大噴火。誰にももう止められない。

しかもここで下手にお兄ちゃんを叱ると、今度は兄が大噴火するから大変。弟くんとしては兄が叱られないと気が済まなくて泣き続けるし、何というかお互いが加害者。

上の子のときは1人に注力すれば良かったのが、今その対象が2人になり、しかもただの足し算ではなくて、2人が複雑に絡み合うため指数的に手間がかかっています。

大変、たいへん、タイヘン!

下の子のイヤイヤ期が4倍辛い:もとは育てやすい赤ちゃんだったからこそ辛い

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(*幼児のイタズラの代名詞*)

そう、今イヤイヤを叫ぶ怪獣となってしまいましたが、この子が赤ちゃんだったときは非常に育てやすい赤ちゃんだったんです。

この子が転がしといても寝てくれる子だったから、上の子がスクリーム系イヤイヤをかましてきても耐えられました。

コロコロ転がしておけば寝てくれたし、側でどんなにイヤイヤ叫んでいても目を覚ますことなく我関せずで寝続けてくれた。この子がもう少しでも神経質な赤ちゃんだったら我が家は崩壊していたかもしれない。

そんな親孝行な赤ちゃんだったからこそ、その状況に知らず知らずのうちに甘えていたからこそ、今のこの状況がとっても辛い。

あんなになされるがままだったのに、今や「これヤダ、これちがう」と言ってタンス中の服を引っ張り出すようになった。

ウンチを替えるときも丁寧に丁寧にそーっと拭かせてくれたのに、今や全力で足をバタバタさせるから渾身の力で抑えながら手短に済ませなきゃいけなくなった。

好きなだけスプーンにあーんさせてくれたのに、今やトマトとコーンしか食べなくなった。しかもトマトとコーンは異常に食べる。その結果ウンチの色がおかしいことになる。

これまではヨイショって別の場所に持っていけば近づいて欲しくないところから離れてくれたのに、今や大泣きしながらベビーゲートを破壊させる勢いで全力で侵入を試みてくる。

これまでは触ると危ないもの、触ってほしくないものは高所に隠しておけば問題なかったのに、今や秒で場所を覚え、その場所を指差しながら延々とエンエン泣き続ける。

辛い、つらい、ツライ。

下の子のイヤイヤ期が8倍辛い:家の中に平和がない

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(*3年前の兄と全く同じイタズラをする弟。歴史は繰り返す*)

家の中に平和がないんです。何か1つさせるにもカツカレー大盛りくらいのカロリーを使わないと回らないんです。

ご飯をひとくちお口に入れるために、「ジャニーズはもりもりご飯食べるよ」(保育園の先生が好きで詳しくなった模様)とか、「700系のぞみ(スプーンに乗せたご飯ね)が◯◯くんのお口トンネルはいりまーす」とか全力でおだてないといけない。

Tシャツを1つ選ぶのに寝室(タンスがある)とリビングを何十回も往復させられ、タンスじゅうの洋服を引っ張り出された挙句、まだ夏日もいいとこなのに厚手の長袖(お気に入り)を着たいと手足をバタバタさせられる。そういえば平日は案外このイヤイヤをやらないので、休日に確信犯でやってんな。

やめろって言ってんのに、お互い顔を引っ掻きあって、ぽんぽこ喧嘩するし。そのくせ、共謀しておぞましい悪さを企てては全力怒号で止めに入らないといけないし。

朝起きた瞬間からママの取り合いで10分以上ギャーギャー争ってるし。

2人がいるところに静寂はありません。この世界から戦争がなくならないのも致し方ないのかもしれない。

下の子のイヤイヤ期は、上の子との化学反応でもう手がつけられません。

無理、むり、ムリー!

おわりに

下の子のイヤイヤ期で立ち行かなくなっている我が家の様子をお伝えしました。今、まだ2歳半。3歳にもなっていない。あの悪魔の3歳がまだ待っている。あぁ目眩しそう…。