我が家は4歳のお兄ちゃんと2歳の弟くんの兄弟との4人暮らし。今回は子どもたちのオモチャ事情について。
- 登場人物紹介
- 4歳・2歳の男児が同じ空間にいると
- そんな我が家に響く泣き声を止めたオモチャ
- レイアウト自由で、いざこざを起こさない組み立てが可能
- ピタゴラスイッチ的で、ついつい目で追ってしまう
- 作ってしまえば2歳児でも十分遊べる手軽さと、4歳児の知的好奇心を満たす複雑さを兼ね備えている
- おわりに
登場人物紹介
兄:4歳5ヶ月 |
弟くん:2歳1ヶ月 |
(*イラストはKaoさんに描いてもらいました。詳細はこの記事をご覧ください*)
4歳・2歳の男児が同じ空間にいると
4歳と2歳の男児が同じ空間にいると起こること、それはケンカです。
それこそ息を吸うようにケンカしています。その後息を吐くように仲直りしてるんですけどね。
最近ではケンカする2人を叱りすぎて、ちょっとでも叩かれたらアピール号泣をして、相手を叱らせようとします。
だいたいね、叩かれるってことは元を辿ると叩かれるほうが余計なことをしているパターンがほとんど。もちろん叩くのは良くないけど、傍目から見てるとどっちもどっちなんですよ。
だから、敢えて流すことも多いんですが、そうすると叱ってくれるまで泣き続けるんです。そこに何も知らない大人が通りかかると当然泣かせたほうを叱りがちです。怖いわー、子どもって怖いわー。
だいぶ話が逸れましたが、兄弟って本当ケンカばっかりしています。
この兄弟ゲンカで一番多い原因、もう8〜9割がたの原因はオモチャの取り合いです。
どっちも相手が使っているオモチャが魅力的に映るんですよ。兄はジャイアン的理論(お前のものはオレのもの)で奪っていくし、弟は一瞬の隙をついて奪い去っていきます。奪い去っても直ぐに気づかれて強奪されるんですけどね。
あと、我が家は兄弟ともに子鉄で、だいたい毎日プラレールで遊んでいるんですが、まあこのプラレールが争いのもとなんですよ。
2人ともできるだけ長い・面白いレールで遊びたいもんだから、壊れやすいレイアウトを組みたがるし、2歳・4歳で物理法則も全く分かっていないから、「そりゃ無理だよ」ってレイアウトを要求するんですよ。その結果思い通りにいかずグズグズします。
また、プラレールの車両は20コくらいあるんで品揃えは十分すぎるほどあるんですが、1種類につき1コしかないんで(当たり前)、すぐに奪い合いが発生します。
結果、我が家のリビングには子どもどちらかの泣き声がいつも響き合ってるんです。
そんな我が家に響く泣き声を止めたオモチャ
そんな我が家なのに、ここ最近2人の泣き声を聞く回数が減っています。
それは2人が成長した…からではなく、このオモチャのおかげです。
くみくみスロープ。実は2年くらい前から我が家にあったんですが、小さい部品があり、下の子が誤飲する恐れがあるからということでお蔵に隠してました。
上の商品画像を見てもらえればそれでもう想像がつくと思いますが、くみくみスロープってこんなオモチャです。
ブロックのようにパーツを使ってコースを組み立て、ボールを転がす。いろいろなパーツを組み合わせながら、自分だけのコースが組み立てられる。組み立てたら、うまくボールがころがるか試してみよう! 様々な形をしたパーツを組み合わせることによって、ボールの転がり方やコースが変わる。その組み合わせを、ボールがうまく下まで自分が思ったとおりにころがっていくかに注意しながら考えることによって創造力を育む。
パーツには、ボールがゆっくりころがっていくスロープ状のものや、ボールが通ると羽根車が回るもの、ボールが通るたびはコースを切り替えるポイントが付いているもの、皿状になっていてボールがくるくる回って落ちていくものなど、様々。
このくみくみスロープ、今まで隠していたのがひょんなことから最近その存在がバレてしまい再び陽の目を見ることになりました。それで最近よく遊ぶようになったんですが、これがいままでに見たこともないくらい兄弟仲良く大人しく遊んでいるじゃないか!
そんなわけでこの「くみくみスロープ」の魅力をお伝えします。
レイアウト自由で、いざこざを起こさない組み立てが可能
くみくみスロープの魅力は、レイアウトが無数にあることです。「上から下に流す」という原則さえ守っていればどんなレイアウトも作れます。
で、このレイアウト自由が兄弟ゲンカ防止のためにはもってこいなんです。要はスタートの場所を2箇所作ってしまえば、それでもう平等。一つの文句も出ない公平なレイアウトです。
兄弟用にプラレールを作ると、同じ1つのレールでさせるとそれはそれで喧嘩になるし、かといってそれぞれにレイアウトを作ってあげると、情景パーツの取り合いで喧嘩、あっちのレイアウトがいいって言って喧嘩になるんです。あと単純に2つ作るとそれだけ一つあたりが小さくなるのも子ども達は不満。
くみくみスロープだと1つのタワーでボールの投入口を2つ作ってしまえば、あとは入り組んで落ちていくので、あーだこーだと揉めることがほとんどありません。
ピタゴラスイッチ的で、ついつい目で追ってしまう
大人もついつい見入ってしまうくらい、面白いです。
上で、ボールの投入口が2つあればタワー自体は1つでいいと書きましたが、動きが入り組んでいて複雑に動くので、どっちの投入口のほうが優れているとかどーでもよくなるんですよ。二人ともじーっと見入っています。
動画で見ると思わず見入ってしまうっていうのがよく分かると思います。ケンカなんかしてる場合じゃないんですよ(これは「くみくみスロープ」で適当に検索して出てきた動画です)。
くみくみスロープ ジャンプ&大車輪 ボリュームアップセット Marble Run PART2
揉めるとすれば入れるボールの色くらいなもので、さすがにそのレベルだと大きないざこざにはなりません。
作ってしまえば2歳児でも十分遊べる手軽さと、4歳児の知的好奇心を満たす複雑さを兼ね備えている
セットアップはだいたい大人がやることになるんですが、4歳児は保育園にも同じオモチャがあるらしく、自分で組もうと思えばある程度組めます。
組み立てをすることまで考えると対象年齢は4歳くらいかなって感じです。2歳の子にはそこまでは無理。
我が家の4歳くんはどうやらその辺の知的好奇心はあんまりなく、好奇心より面倒くさい心が優ってしまう困ったちゃんなんですが、それでも自分で組み立てているときは楽しそうにやっています。
一方で一旦作ってしまえば、あとは転がすだけなので2歳児でも余裕で遊ぶことができます。遊ぶっつっても、じーっと見てるだけなんですが。
おわりに
我が家の主力トイとして長年君臨しているのがプラレール。まだその座を脅かすほどの存在にはなっていませんが、風穴を開けるくらいのインパクトは子ども達に残ったようです。
プラレールと比べて、
- ケンカが起こりにくい
- 頭を使う
- 省スペース
- 設備投資が少なくて済む
といった優位があります。
オモチャの取り合いで兄弟ゲンカの絶えない皆さまは是非ご検討ください。