幼児の秋の風物詩といえば、両手いっぱいのどんぐりの山
我が家は2歳11ヶ月と生後7ヶ月の兄弟との4人暮らし。
秋も徐々に深まってきて、東京の木々も少しずつ色づいてきました。そして木々が色づいてきたのに伴って、我が家の2歳児も色めきだってきています。
そう、秋といえばどんぐり。
2歳男児にとって秋といえば、食欲の季節でもなければもちろん読書の季節でもない。どんぐりの季節なのです。
(*手にはどんぐりがたくさん入った袋@東大本郷キャンパス*)
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早速今年の初物を採ってきた
文京区に住む我が家にとって、近場のどんぐり聖地は東大本郷キャンパスか椿山荘になります。というわけで先日の三連休に椿山荘と東大にどんぐりを拾いに行ってきました。
もうホントうじゃうじゃどんぐりが落ちていました。あんなに落ちてたら有り難みが薄れるんじゃないかと勝手に危惧しましたが、なんのその。ポッケいっぱいに溢れんばかりのどんぐりを詰め込んでいらっしゃいました。
どんぐりは油断すると虫が出てくる
ご存知の通り、どんぐりの実の中には結構な確率でイモムシみたいな虫がいます。で、油断して数日放置しているとどんぐりの殻からこんにちはしてくるからホラーです。
このホラーの正体はゾウムシという虫の幼虫で、どんぐりの実が青く柔らかいときに産卵され、どんぐりが実って地面に落ちた後、どんぐりの実を食べながら成長し、殻を破って地中に潜っていく…という流れでこんにちはしてきます。ゾウムシ目線で考えると、やっとのことでどんぐりから出てきたら他人の家のリビングでビックリ!という話です。
ちなみにたまに小さな針で刺したような穴のあるどんぐりが落ちていますが、あれは中からゾウムシが出ていった後の穴です。虫が入っていったわけではありません。
ゾウムシは寄生虫とかではなく人体に影響はないですが、そんなんが出てきたら気持ち悪いので、どんぐりを拾ってきたら処理が必要です。
どんぐりの虫の処理方法
(*収穫したどんぐり*)
「どんぐり 虫」で検索するとその処理方法がわんさか出てきます。だいたいは
- 冷凍庫に1週間程度入れる
- 熱湯に5〜10分入れる
の2パターンを紹介しているところが多いですが、息子は1週間も待てないし、虫が出てくるかもしれないどんぐりを煮沸してもいいような(料理で使わない)鍋を持っていませんでした。
百均で鍋を買ってくるという選択肢もありましたが、めんどっちいな…という煩悩が勝り、第3の手段「塩水に一晩浸ける」という方法で処理をしてみました。
手順1:水に浮かべて選別
まずはどんぐりを水に浸けます。この時点で浮いてくるどんぐりは中が空洞=ゾウムシが準備している、ということです。
なので虫を避けるには、まずこれらの確実にヤツがいるどんぐりは捨てます。土の上に捨ててあげると、ゾウムシさんにも優しいですね。
他のネットの情報を見てると半分近くはこの時点で脱落するという話でしたが、我が家の場合はせいぜい1割程度でした。大多数は椿山荘で拾ってきたやつだから綺麗だったのかな。
手順2:塩水に浸ける
塩水に浸けることで中の幼虫も卵も死滅するようです。ゾウムシには申し訳ないですが、私としても出会いたくないので致し方ない。
ただの水だと死滅しないので塩水というのが大事なようです。水のままだと最悪生きたゾウムシがプカプカ浮かんでるみたいな笑えない状況に遭遇してしまう恐れがあります。
塩の量はよく分かりませんでしたが、念には念を、とりあえず人間でも死んでしまいそうなくらいの量を入れておきました。
手順3:一晩放置
そして一晩放置しました。肝心の画像を撮り忘れてしまってアレですが、見た目はただ塩水につけたどんぐりで、全然変わっていません。
うじゃうじゃ死骸が浮かんで…ってこともありませんでした。
手順4:よく乾かす
最後によく乾かします。ちゃんと乾かさないと今度はカビが生えてくる恐れがあります。
天日で乾燥させるとひび割れしてしまう恐れがあるので、陰干しがいいらしいです。
私はここで面倒くさがって浴室乾燥で洗濯物を干している下で乾かしましたが、見事にたくさん割れてしまいました。あーやっちった。ま、息子は多少割れていても気にするそぶりはありません。
一番楽な処理方法は…
比較的手軽な方法である「塩水に浸ける」でもやってみると割と面倒くさい…。
鍋にかけるのだってわざわざやるのは手間だし、しかも外で遊んだ日にはかなりの確率で新しいどんぐりがやってくるので、キリがないのは目に見えてます。
そんな状況で、私のデビルが心の中で囁きます。既製品買って入れ替えちゃいなよ…。
木工クラフトの素材としてどんぐりが売っているんですね。
これなら子どもが寝静まった後にこっそり入れ替えても絶対に気づかれないだろうし、なんなら艶めいてキレイになって喜ぶかもしれない!
1000円程度のようなので、それくらいの値段であれば大人力を見せつけることも容易です。多分、これが一番手軽で確実な方法です。
おわりに
この季節になると我が家には色々な木の実がリビングに所狭しと並ぶのが恒例になりました。
木の実だけなら秋の風物詩として招き入れてあげなくもないですが、虫はちょっとご遠慮いただきたいところです。
塩水に浸けて処理をして1週間、どんぐりの中からハローッと出てきていないのでちゃんと処理されたようです。