妻が切迫早産で入院して早いもので数日が過ぎました。
我が家の緊急事態!妻なしで息子としばらく暮らすことになりました
入院当初は頭が真っ白だった私も、この数日でだいぶ落ち着いてきました。
皆さまからもブコメや問い合わせフォームから激励の言葉とアドバイスをたくさんもらってとてもありがたかったです。この場を借りて感謝申し上げます。
心配だった息子(2歳児)も傍目から見ると、普段の様子と変わらず機嫌よく毎日を過ごしています。
妻も、妻のお腹にいる赤ちゃんも特に異変なく入院生活を送ることができており、ひとまずは安堵しています。
この数日間とてもバタバタと慌ただしく過ごしてきましたが、こういった緊急事態になって初めて垣間見えた成長というのもありました。
*いつもと変わらずあらゆるところを線路に見立てて電車で遊ぶ2歳児*
息子が逞しく見えてきた
この数日間で目まぐるしく周りの環境が変わっていく中で、ひょっとしたら一番落ち着いていたのが息子だったかもしれません。
ママ大好きな2歳児だけに、最初はどうなるかと心配でしたが、今のところは杞憂に終わっています。
内心ママに会えなくて寂しい気持ちはあるはずです。2歳児ながらに色々と我慢して、抑えていることもあるかもしれません。
でも、今のところそれが何か態度や行動で出ていたりはしておらず、いつもと変わらない様子を見せてくれています。
普段間近で接していると「まだ2歳児。まだまだ赤ちゃんに毛が生えたようなもの」という目で見てしまいがちですが、今回の件で強く逞しくなった姿が見ることができました。
今後長期間に及ぶであろう環境の変化に戸惑うこともあるとは思いますが、父親として息子の強さをもう少し信じてあげてもいいなと感じました。
パパも成長していた
今回の緊急事態を息子がひとまず乗り越えることができそうなのは、パパの貢献によるものも大きいはずです(自画自賛)。
一通り1日の育児タスクをこなせていた
大小のオムツ替え、着替え、おやつ、食事、昼夜の寝かしつけ、歯磨き、お風呂、一応普段から一通りはパパ1人でもできる状態でした。
これ案外難しいのは、親が技術的にできるだけでなく、子どもにストレスなくできる状態にしておく必要があることです。
寝かしつけや歯磨き、お風呂などで(ママがやっている)いつものやり方と変わると、それだけで子どもにとってはストレスになります。
ママのやり方を完全にコピーしておくのは難しいですが、普段からある程度数をこなして子どもに「パパがやることもある」と思わせておくことが大切です。
今回ママがいなくなり義母とパパとで息子を構うことになっても、息子としてはそこまで違和感はなかったものと思われます。
また、そういう意味で卒乳していたのは大きかったです。
これがもしまだOPPAIを卒業できていなかったら、こればかりは男にはどうすることもできず、確実に息子は不安定になっていたはずです(卒乳したから2人目を授かったのですが)。
息子にとってパパも大切な人だった
ほんの1ヶ月前までは赤ちゃん返りでママへの依存度が激しかった息子。
パパから見ると、ママへの依存度が高くなるということは、息子にとってのパパの存在価値を疑ってしまいます。
ちょうどここ最近、息子の赤ちゃん返りもだいぶ収まってきてはいました。それでも平日日中はママと過ごしていたこともあり「パパはまぁいたらいたで良いけど」感を感じていたのです。
ですが、今回のこの緊急事態で「ママが居なくてもパパがいる」という状態になっていて、息子の1つの心の拠り所になっていることは素直に嬉しいです(いきなりやってきて、すぐに息子のハートを鷲掴みにした義母の活躍が一番大きいですが…)。
今、このエントリは深夜に書いています。そして隣には息子がわたしの腕に巻きついて寝ています。コレのせいで寝れたもんじゃないのですが、わたしの心はすっかり満たされています。
意外となんとかなる
うちの息子は2歳ですが、2歳にもなればある程度状況は理解しています。息子の場合、しばらくママが不在になることをなんとなく理解していました。その上で愚図ることなく驚くほどいい子でいてくれています。
よく2人目出産で1週間程度ママと離れ離れになる子どもの話を聞きますが、大抵は「予想以上に良い子にしていた」という話です(むしろ帰ってきてからの方が大変)。
初日こそ色々とバタバタしましたが、パパとしても「ママがいない」という状況が分かっていれば気合いを入れてお世話をします。普段から一通り育児をしていたこともあり、日常生活に支障はない状況です。
トータルでいえば意外となんとかなるものです。
さいごに
緊急事態は人を強くし、絆を強くする。今回の件でこれを身を以て実感しました。
まだまだ妻のお腹のいる赤ちゃんが無事に産声を上げるまでにいくつもの壁が立ちはだかっていますが、1つずつ乗り越えて1つずつ家族のレベルを上げていきたいです。