赤ちゃんが生まれて驚いたこと。それは赤ちゃんの肌の弱さです。あんなもちもちのぷにぷにな肌なのに、油断するとすぐに肌荒れを起こします。
赤ちゃんの皮膚は大人に比べ2分の1以下の厚さであり、また生後4ヶ月を過ぎるとママの女性ホルモンのおかげで多かった皮脂分泌量が大人の3分の1にまで減ります。
つまり、皮膚が薄い上に皮膚を守る皮脂も少ないということになり、刺激に弱くカサつきや肌荒れを起こしやすいのです。
そこで今回は、我が家も実践した赤ちゃんの肌に最も触れているであろう「服」を洗うときに気をつけるべきことを挙げていきます。
衣服は肌の乾燥に影響するのか
乳児に着せる衣服の刺激が乳児の肌の乾燥の原因になると思うか聞いたところ、「かなり影響する」(24.0%)、「影響することもある」(71.0%)を合わせ、9割以上(95.0%)が『影響する』と回答。
皮膚科医100人に聞いた結果、95人が影響すると回答したとのこと。
やはり肌に直接触れる部分ですから、肌に刺激を与えない成分の洗剤や、洗い残しのないような洗い方を心がけるべきということでしょう。
洗剤が赤ちゃんの肌に悪影響を及ぼす原理
洗濯用洗剤が原因で肌が荒れる理由は、洗濯したときに衣服に残る洗剤が肌の成分を奪うからです。
そもそも洗剤とは、界面活性剤により脂質やタンパク質を落とすことで汚れをとります。衣服に洗剤が残り、それが肌に触れることで肌荒れを起こしています。
また、通常の洗剤には界面活性剤の他に肌に刺激を与える可能性のある成分が入っています。
酵素:水に溶けにくい汚れの分解を促進して取り除きやすくする アルカリ剤:油汚れ・皮脂汚れと反応して一種の石けんとなり、他の油汚れ・皮脂汚れを落とす 蛍光増白剤:染料の一種で、紫外線を吸収し繊維を白く見せることができる 香料:使用感がよくなるように匂いを追加
これらの成分も少ないに越したことはありません。特に蛍光増白剤や香料などは洗浄能力とは関係ありませんので、なくても問題ありません。
赤ちゃん用の洗剤とは
良いとされる赤ちゃん用洗剤は、上記に挙げた化学的な成分が入っておらず、天然の成分で構成されています。なので、肌には優しいですが、大人用の洗剤としては洗浄力は不十分です。
一方で、水に溶けにくく、すすぎ時間と多量の水を必要とする欠点があります。
大切なのは洗剤を衣服に残さないということ
極論を言えば、洗剤が残らないようにすすぐことができれば大人用の洗剤だろうが何だろうが赤ちゃんの肌には影響はありません。
一方で、天然の成分で肌に優しいとはいえ、脂を落とすための洗剤ですから、洗剤が残ってしまえば肌荒れの原因となりかねません。洗剤が残りやすいという観点から言えば、天然成分の洗剤が一番危ないかもしれません。
なお、大人用の弱アルカリ性がいいと言っているわけではありません。界面活性剤は原理上、どんなに洗い流しても全て洗い落ちることはあり得ません。
イメージとしては、衣服本体と汚れの間に入り汚れを浮かせるものですが、それはつまり衣服本体にも少なからず残るということです。そして、衣服に残って有害なのは、このなかでは弱アルカリ性の洗剤です。
洗剤を使わないってことも可能
このベビーマグちゃんは、高純度のマグネシウムが入っており、水の中に入れることで水素が発生し、アルカリイオン水となります。
先ほど、洗剤の成分のところで「アルカリ剤が油汚れ・皮脂汚れと反応して一種の石けんとなり、他の油汚れ・皮脂汚れを落とす」と書きました。同様にこのアルカリイオン水にも高い洗浄力があり、その洗浄力は合成洗剤と同等です。また、なんと臭いの分解率は洗剤の10倍以上です。
イオン水(つまりは水)なので当然衣類に洗剤が残ることもなく、赤ちゃんの衣類の洗濯には最適な製品となります。
さらにその水素水が流れる洗濯槽や排水ホースもキレイにし、最終的には排水されたあとの川や海の水までキレイになります。
排水されたあとの川や海の水にはあまり興味がありませんが、洗濯槽までキレイになるのは嬉しいですね。洗濯槽が汚れている洗濯機で赤ちゃんの衣服を洗うというのはちょっと遠慮したいところ。
おわりに
我が家は長男のときにはarauを使っていました。arauを使っていて息子の肌が荒れた、と感じたことはありませんでしたが、肌そのものは荒れやすかったです。洗剤だけでなく色々な要因が複合的に影響していたんだと思います。
次男のときには、このベビーマグちゃんの存在を知り、arauから乗り換えて使っています。これまで使っていて洗浄力に不満を持ったことはありません。
イニシャルコストは結構かかりますが、1つで300回使えるのでトータルで考えるとトントンだと思います。
当然肌にも優しいので、これを期に洗濯洗剤を卒業するという手もありです。